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交通事故による外傷

私は交通事故によるけがは、他の疾患と大きな違いがあると思います。それは精神面の影響です。
一般的な病気やけがでも、精神的・肉体的なダメージはありますが、特に自分に過失がない交通外傷の患者様の場合、それが病状に反映されることもあります。
私自身、研修医の頃に追突事故に見舞われ、その後しばらく首から腕への違和感があり、これから整形外科医としてやっていけるのか不安に思った時期もありました。
また患者さんの訴えの中には、現在の医学でははっきりと説明がつかないものが結構見られます。こういった症状は一般的には”不定愁訴(ふていしゅうそ)”と呼ばれ、確実な治療法がないのが実情です。医師からみると「検査しても異常はないし、問題はない」と言われることが多いですが、患者様が感じている症状を周りの人には理解してもらえず、時には詐病(仮病)や精神疾患などを疑われることさえあり、これが回復の妨げになったり逆に症状を悪化させたりする場合もあります。

そういった交通事故特有の病状や症状を考慮し治療に携わるように心がけています。

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