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野球肘について教えてください

野球肘とは、投球による肘の痛みがおきる疾患を総称した病名です。
投球時には肘の内側に引っ張られる力、外側に圧迫する力が加わります。
成長期の子供は十分体ができておらず、フォームが未熟で骨も柔らかいため、これが繰り返されると肘の内側の靭帯(骨と骨をつなぐすじ)は伸ばされ、外側は骨と骨がぶつかって軟骨を傷めます。
進行すると遊離骨片(骨のかけら)ができる場合もあります。

症状は投球時や、肘を圧迫した時の内側や外側の痛みです。
悪化すると日常生活でも痛みがおきるようになり、肘がしっかり曲げ伸ばしできなくなる場合もあります。

治療は、一定期間は投球を禁止し安静を保ちます。
炎症がひどい場合には消炎鎮痛剤(痛み止め、腫れ止め)の軟膏や湿布、飲み薬などが処方されます。

予防ですが、一般的に目安として、練習時間は1日90分間、週3回程度、投球は1日50球、週300球以内におさえること、変化球はなるべく投げないことが推奨されています。

痛みを我慢して無理に練習を続けると肘を壊してしまうばあいもあるので、整形外科で診察を受け、指示を守るようにしたほうがよいでしょう。

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